Windowsではaperyのバイナリ版が提供されており将棋ぶらうざQに組み込むのはそれほど面倒ではない。 Macでaperyを使いたいと思っても、ソースからバイナリ版を興さねばならず少々敷居が高くなる。 aperyをMacでコンパイルしインストールする方法についてについて色々ネット上にあるのでそれらを参考に aperyのバイナリ版を作ってみた。
なにが大変かというと、開発環境を整え、GitHubにアカウントを登録しソース等一式引いてくることである。
常日頃このようなことをやっていない人間にとってこれは骨の折れる事であった。
ともかくも、そのような準備をして、後は、aperyの作成方法に従ってバイナリを生成することができた。
コンパイラーはclangを使用しmake sse2(Pentium 4以降)を実行。できたバイナリを将棋ぶらうざQに組み込み
動作することを確認できた。
より多くの人にaperyという素晴らしいソフトを体感していただきたいと思い作成したバイナリ版を このサイトで提供することにした。
aperyについては、こちらを参照 https://github.com/HiraokaTakuya/apery
かなりディスク容量を必要とするので(1.9G)スペースをまず確保しておいてください。
aperyの登録が正常に完了すると以下の画面となる。
[手順](3)でドロップを行った後で、以下のような画面となった場合。
これはaperyが動作する為に必要なライブラリー(libiomp5.dylib)がMac内に存在しない事により発生する。
このライブラリーはapery_for_mac.zipファイルで一緒に配布しているので、[手順](3)で、そのライブラリーを使用し起動するようにした
apery/bin/apery.sh (シェル)をapery/bin/apery (実行ファイル)の代わりにドラッグ&ドロップすると解決する。
aperyの場合起動に結構時間がかかるのでもし30秒以内に起動が完了しない場合はタイムアウトで組み込みが失敗する。 その場合は[将棋エンジン設定ダイアログ]の[タイムアウト値]を60秒程度に変更してから(60に変更した後、一旦 [将棋エンジン設定ダイアログ]閉じる。再度[将棋エンジン設定ダイアログ]を開く)、[手順](3)のドラッグ&ドロップを 行ってみる。